マララ・ユスフザイ(24歳)さんは、ご存じの通りパキスタンにおいてイスラム主義勢力タリバンによる女子生徒の通学阻止の試みに反対する活動で世界的に知られるようになり、15歳の時にその行動に反発したタリバンの構成員に頭部を撃たれて、英イングランドに空路搬送されて治療を受けて一命を取り止め、その後2014年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞し、昨年には英オックスフォード大学を卒業して哲学、政治学、経済学の学位を取得したわけである。
そのマララちゃんがパキスタン・ラホール出身で、パキスタン・クリケット委員会の運営管理者を務めるアッセル・マリクさんとご結婚の運びとなったという実にめでたいニュースで、熱烈なマララファンの一人のあたしとしては、矢も楯もたまらず何か言わずにおれないわけである。
興奮して文章が支離滅裂であるが、それだけ象師匠としては心からご慶福申し上げているということである。
マララちゃんと呼ぶのはもう年齢的に失礼であるので、以降はマララさんとお呼びするのである。
マララさまでもいいのであるが、人によってはあれこれあらぬ誤解を生むおそれもないとは言えないので、まあ、マララさんである。
まあ、なんである、この人の写真を見るたびに涙があふれて思わずウソ泣きをしてしまうのはなんでだろうといつも思うのである。
人にはそれぞれこの世に生まれた役割があって、たとえば神という名の誰だかわからんものによるプログラムで人類最低の霊格に生まれたあたしは、自分のことしか考えずに、他人のために何かするなどもってのほかのまっぴらごめんで、自分さえよければだいたいよかろうという人生を心置きなく生きてその自堕落な生きざまを楽しむわけである。
マララさんは世のため人ために命を投げうって、たとえ銃撃されてもめげずに、神にプログラムされた気高い使命をまっとうして、その生きざまを通してあたしみたいな最低のものに気づきを与えんとする生き様を楽しむわけである。
なにしろ気づきである。
けっ、なーにが気づきだ、笑わせんじゃねーよ、という心の奥底の禍々しいものからの囁きも打ち消し、涙があふれて思わずその場に土下座して、「あたしが悪うございました、もう、嫌いな奴の氣道を操作したり邪気を送ったりしてあれこれするのは金輪際いたしません」なんてことを言わせるマララさんのエネルギーの威力の破壊力は、そうとうにろくでもない人間の心にも影響を与え人生の方向性を変えずにはおかないのである。
そうはいっても銃撃した相手方にも事情があって、そこはそれ、それが彼らの神の思し召しによる聖戦である以上、彼らの神の領域を犯すマララさんを許しておく道理はないから話はややこしくなって解決の糸口はあいかわらず見つからないのである。
もちろん宇宙の時間からみればあたしの自堕落な人生もマララさんの崇高な人生も、瞬く間もないほんの一瞬のできごとであるので、何も変わるわけもなくこの世はその方向に向かって進むわけである。
まあ、宇宙時間はともかく直近のあたしが生きてる時間のこの世の方向性は、地球環境破壊なのか、核による人類消滅なのか、それともAIの叡智による人類救済なのか、まあ、いいや。
とにもかくにもマララさん、ご結婚おめでとうございます。
よかったよかった。
・象気功
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