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塚原さんご夫婦職務一時停止

どうも、全体を見渡すと、まあ、朝日生命塚原側と日体大側の確執や、それまでの塚原さんご夫婦の独裁横暴ぶりや引き抜き疑惑に不満の皆さんを巻き込んだてんやわんやを別にすれば、速水さんの常軌を逸した暴行暴力を紗江ちゃんと体操協会から排除しようとした塚原さんご夫婦の昨今の行動言動は間違ってはいないわけである。

速水さんの行状をこのまま放っておけば、昨今のスポーツ界のパワハラ暴力問題に体操協会も巻き込まれて、事実上の体操協会トップの塚原さんご夫婦は責任問題となるし、異常とも思える速水さんの暴力暴行の現場の動画を見ていた塚原さんご夫婦とすれば、体操界のホープの紗江ちゃんをなんとか暴力コーチから引き離さなければならないと考えるのは常識のある大人として当たり前の行動である。

あたしが塚原さんの立場で、あの動画を見せられたら、現在がどうあれ、同様の行動をするのである。

ところが、正しい判断と行動をしたはずの塚原さんはご存知の通りすっかり窮地に陥ってしまったわけである。

塚原さんのご子息も「なんでこんなことに」と嘆いておられるが、答えは簡単である。

どんな事情があれ、他人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られてなんとやら、である。

相手がサイコパシーでも異常者でも、恋はもーもくてな例えもあるとおり、「うちのひとは暴力亭主だけど、ときどき抱きしめてくれて優しいからいいの」である。

まあ、識者ののたまわるとおり、DVの典型っちゃ典型であるが、ある意味、女は惚れたら命がけである。

いや、べつに女に限るわけではなくて、男女ともに命がけで、痴情ざたでおころしあいになることは浮世に珍しいことではないのはご存じのとおりである。

つまり、生殖は種の保存あるいは存続のために存在する人間の極めて基本的な本能ともいうべきものであるので、本人が自覚するしないに関わらず、その思考や行動のすべてを支配しているのである。

当たり前である。

あれこれの周囲からの苦情を鑑みた塚原さんご夫婦の「速水ではだめ」というご意見にあたしも心からご賛同申しあげるが、これを紗江ちゃん本人の了解なしに規則にのっとって排除となると、「コーチをわたしから引き離すことが目的と確信」してしまうわけである。

「コーチ」を「いとしい人」と言い換えると簡単にこの事態の本質が見えてくるのである。

何度も言うが紗江ちゃんは18歳であるので、子供あるいは少女と思ってはいけないのである。

選挙権もあれば恋もする人生の花盛りの森満開の青春まっただ中である。

子供のころからすべてを託して頼る男性コーチに恋心を抱いても、別に不思議なことではないわけである。

もちろん、男性コーチがそれにのってけしからぬ行為に及ぶのはご法度であるのはいうまでもないことであるが、しかし、選手とコーチが結婚することはあれこれの競技で普通にみられることであるわけである。

結婚するかどうかはともかくとして、その関係は18歳の紗江ちゃんが望んで親御さんも了解していれば、どうみもて「やめた方がいい」相手であっても、周囲がとやかくいう筋合いではないのは理の当然である。

しかし、これが昨今のあれこれの事情で、日本でもスポーツ指導におけるパワハラ暴力問題が社会問題にまでなってる状況においては、周囲から苦情の出る速水さんの常軌を逸した暴力暴行は事実上の体操協会トップの塚原さんご夫婦としても、とにかくなんとかしなければならないわけである。

それで、塚原さんのご子息いわく「口が悪い」塚原さんご夫婦が紗江ちゃん一人を千恵子部屋に呼んで二人がかりで、口の悪さをこれでもかと発揮して、二人を「引き離そう」としたわけである。

それで、だめだとなると、速水コーチの暴力問題を公にして無期限登録抹消として、「排除」したわけである。

引き抜き云々はともかくとして、あの衝撃の映像をみるかぎり、周囲の苦情も塚原さんご夫婦が二人を「引き離そう」とする行動言動も正しいと考えるのが妥当であるが、ところがぎっちょん、恋路を邪魔された紗江ちゃんは捨て身の反撃に出たわけである。

その反撃をもろにくらって日本体操界のドンであった塚原さんご夫婦は職務一時停止に追い込まれてしまったわけである。

まあ、一時停止であるので、あれこれ疑惑も噴出してる第三者委員会の調査結果でこの先どうなるかわからんわけであるが、この先まだまだ隠し弾があるかもしれない佐藤弁護士がどう出てくるのか、いくらなんでもあれはだめだろうというさらなる大逆転大波乱必至のあの証拠証言はリークされるのかされないのか、今後もさらにおおもめの展開を期待してしまうのはあたしだけではないと思うわけである、

しかし、なんとか全体に丸く収まってみんなが幸せになる手立てはないもんだろうかと心より願う今日この頃である。

うそつけ。

もうしわけありません、わたくしうそをついてしまいました。

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